内の私立高校に通うかすみと祐の二人に、楽しかったデートの
帰り道で運命を変える悲劇が訪れた。
林を抜ける一歩前のところに大きな倉庫の跡地がある。二人がそ
この前を通りかかったときいきなり「どかっ!」という鈍い音と祐
の「うっ!」といううめき声が聞こえ、祐はその場に倒れこんだ。
かすみには一瞬何が起きたか分からなかったが、後ろを振り向くと
木刀を持った熊のような大男が3人立っていた。
「何するの、きゃっ!」
いきなり一人の男がかすみめがけてバットを振り落とした。運動
神経の良かったかすみは、ひらりとそれをよけたが、後ろに回って
いた男まで気が回らなかった。
後ろの男はかすみを羽交い絞めにした。
(まずいっ!このままでは・・・)
かすみは武器のオナラガスを使う事を決心し、下腹に力をこめた。
おなかの下のほうに段々ガスがたまるのが感じられ、発射の準備は
できた。
この体勢では彼女の白のワンピースと水色のパンティーが使い物
にならなくなるのがしょうがないと覚悟した。
(服の上からでも相手をギャフンと言わせるくらいのパワーがある
わよ、どうなっても知らないからね)
パンティーの中で彼女のピンクの蕾が膨らみ始めた。蕾の周りの
筋肉に力を込めようとしたとき傍らで倒れている祐が目に入った。
そばに倒れている祐を見たら
(そうだ、今使ったら祐にも・・・)
と思ったとたん、力を入れらなくなり、相手の思うままにされた。
男達は二人を後ろ手に縛り、口をタオルのようなもので縛られ、
声も出せないまま倉庫跡のほうに連れて行かれた。祐はまだ意識が
戻っていない。
倉庫の奥のほうに連れて行くと、男はかすみの口に縛っていたタ
オルを解いた。
「何すんのよっ!あなた達」
「お嬢さん、お楽しみのところ悪かったねぇ。俺達、この頃女に飢
えててねぇ・・・」
3人の顔から不気味な笑みがこぼれている。
「私が目当てなんでしょ、なら彼を解放してっ!」
祐がこの場を離れれば思うことなく一発かませられる。しかし
「そうはいかねぇな、こっちは顔を見られているからねぇ」
(男は祐をどうするつもりだろう・・・)
かすみは自分はどうなっても彼を守らなくてはと思い
「私を好きにしていいから・・・彼を解放して」
かすみは半分泣き顔で懇願した。
顔は泣き顔だが、かすみは心の中では祐がこの場を離れたら男達を
地獄に突き落としてやるという強い怒りで満ちあふれていた。
「や、やめろ・・・彼女に手を出すな・・・」
蚊が鳴くような声だった。祐が気がついたようである。
「祐っ!」
「か、かすみ・・・無事か?」
自分の方が大変なのにかすみに気を使う祐を見て、涙があふれてき
た。
男達はそれを見てあざ笑うかのように
「それなら、解放してやるよ」
といい、祐の手を縛っている紐を解いた。
祐は立ち上がるのがやっとだったが、かすみを守るために最後の
力を振り絞り男達にかかっていった。
「このやろ・・・うっ!」
男に殴りかかろうとした瞬間、祐のすぐそばにいた男は祐の腹を思
いっきり蹴飛ばした。祐はその場にうずくまった。
(祐のバカっ!)
かすみは武器を使うタイミングを失った。これで祐も逃げられなく
なった。
「馬鹿な男だなぁ・・・そうだ、お前にこれから面白い物を見せて
やるよ」
男は祐を立たせ、そばの柱に祐をくくりつけた。その後かすみに近
づき、かすみのワンピースに手をかけ、それを思いっきり引っ張っ
た。ワンピースは前をボタンで留めるタイプだったので、いとも簡
単にボタンがはじけ、ワンピースがはだけた。
「きゃーっ!やめてーっ!」
「や、やめろーっ!」
祐の苦しそうな叫びもかすみの悲鳴も男に届かなかった。祐の目の
前にはかすみの白い肌と水色の上下の下着が眩しく映っている。し
かし、それは自分の物ではなく、目の前にいる男達の獲物となって
いる。悔しく唇をかみしめる祐。
(祐、ごめんね・・・)
かすみは覚悟を決めた。
「もう止めて、自分で服を脱ぐわ」
「ほーう、こんなところでストリップをやってくれるのかい?いい
ねぇー」
「よし分かった、紐を解いてやるよ」
そういうと、男はかすみの手を縛っている紐を解いた。
解放されたかすみは約束したとおり下着に手をかけた。
ブラをそっとはずした。かすみのお椀のように丸く、手のひらに
有り余るほど大きな胸が男達を興奮させた。
「ヒュー、いいねぇ。そんじゃ、下の方ももお願いしようかな」
「分かったわ・・・」
かすみはパンティーに手を掛け、スルスルっと降ろした。
男達の目の前にうっすらとした黒い茂みがさらけ出された。透明
のように白い肌と黒い茂みのコントラストが眩しい。
「もう我慢できねぇ」
男はそういうとかすみに近づいた。
「待って、そう焦らないで・・・ねぇ、一つだけお願い聞いてくれ
る?」
男達の息が荒くなってきている。
「何だ、早く言えっ!」
「彼とキスさせて・・・」
「そのくらいいいだろう、早くしろっ!」
かすみは脱いだ下着をワンピースのポケットに突っ込み、それを持
って祐に近づき
「大丈夫?」
「かすみ・・・ごめん」
祐は泣いていた。
「うぅん、ただ、ちょっと我慢しててね・・・今からこいつらに復
讐するから」
「えっ?」
祐は、耳を疑った。かすみは唇を重ねた次の瞬間、持っていたワン
ピースを祐の頭にかぶせ裾を絞った。
「いい物を見せてあげるわ」
そう言うとかすみは足を開き男達にお尻を向けた。いいもの見たさ
に祐の傍らにいた男も後ろに回った。
男達の目の前にはかすみの桃のような白いお尻とその割れ目にあ
るうっすらと濡れた花びら、そして小さく収縮しているピンクの蕾
が眩しく映っている。
男達はその蕾の恐ろしさを知らない・・・
「いいわよ・・・好きにしなさい」
何も知らない男達はそれを言われた瞬間、かすみに飛びかかった。
「あんた達、地獄に堕ちなっ!」
かすみは蕾の周りの筋肉に思いっきり力を込めた。少しづつ下腹部
に貯められたオナラガスは一気に押し出された。次の瞬間!
「ブゥワーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
「ブッシューーーーーーーーー!」
かすみは怒りを込めた黄褐色のオナラガスを蕾から勢いよく噴射し
た。一気に辺り一面が黄色い霧のような物に包まれた。その霧はあ
の事件の時以上に強烈な臭いになっていた。この臭いを嗅いだら下
水道や卵が腐ったにおい、くさやの干物や生ゴミなんて香水に感じ
られる。肺に入った瞬間その機能は停止し、呼吸ができなくなった。
「うわーーーー、ぎゃーーーーーーーーーーーーー」
「クワッ、臭いーーーーーー助けてくれーーー鼻がーーーーーー」
「うぎゃー、め、目がーーーーーーーーー痛いーーーーー」
真後ろで蕾を眺めていた男達は、その中心から吹き出した黄褐色の
オナラガスの直撃を受け、断末魔に近い声を上げ、口から泡を吹き
ながらその場を転げ回った。
かすみのオナラガスは学校の体育館の3倍はあると思う大きな倉
庫を埋め尽くし、そこに新鮮な空気はなくなった。しばらく転げ回
っていた男達は動きが鈍くなってきた。ガスのもう一つの威力であ
る強力な酸は男達の目を完全につぶした。男達の顔はみるみるうち
に熱湯をかぶったように皮膚がただれ、それは、少しずつ全身に広
がっていった。
「た、助けてくれー・・・」
そんな男達を横目にかすみは祐に近づき、くくりつけられていた紐
を解いた。
「祐、大丈夫っ?」
しかし祐から返事はない。ワンピースを取りのぞくと、祐は口から
泡を吹き気絶していた。
「祐っ!」
時間はない。かすみは黄色に変色したワンピースを羽織ると、祐を
背負い倉庫の出口に急いだ。
表に出て、新鮮な空気を祐に吸わせた。
「祐っ!、祐っ!」
かすみは人工呼吸を行った。しばらく続けていると祐は息を吹き返
した。
「ゴホッ!ゴホッ!」
「祐っ!大丈夫?」
「あ?あぁ、鼻がおかしい・・・それにしてもすごい臭いだ。な、
何があったんだぁ?」
「後でゆっくり話すわ、ここでゆっくり休んでいて」
祐を横にして、そう言い残したかすみは再び倉庫の中に戻った。
まだ黄色い霧が渦巻いている。ワンピースがボロボロの布きれに
なってきたので、あわててポケットに突っ込んだ水色の下着を取り
出しそれを身につけた。
倉庫の中の男達の所に戻ってきたかすみは、朝に母から言われた
言葉を思い出した。
(もし、私たちのことがばれたら・・・)
前のかすみならとどめを刺すことを躊躇しただろう。しかし、今
日は違う、大好きな祐をあんな目に遭わせた男達を許すなんて絶対
出来なかった。
男達は立つことも喋ることはできず、ただ手をさしのべてかすみ
に助けを求めるだけだった。男達の顔の半分の皮膚は削げ落ちてい
た。
「まだ生きているのね。あんた達だけは絶対に許せない、私に恥ず
かしい思いをさせただけでなく、祐を、祐を・・・」
かすみは目に涙をため唇をかみしめた。同時に下腹部に大量のガス
が貯まり始めていた。
水色のパンティーのサイドのホックをはずし、下着を脱いだ。ブ
ラ一枚だけ羽織っているかすみは、くるりと向きを変え男達にお尻
を向け、腰を下ろし蕾を収縮させた。
「さようなら・・・」
かすみは最後にそう言い残すと蕾の周りの筋肉に力を込めた。
「ブシュシューーーーーーーーーブバッーーーーーーーーーー」
かすみは最後に思いっきり濃くネットリとしたオナラガスを吹きか
けた。男達はしばらくのたうち回っていたがやがて動かなくなり、
体の肉は煙を上げながら溶け始めた。それはもう地獄絵図以外の何
物でもなかった。
数分で男達の体は骨だけを残し、後はドロドロの液体になって地
面にしみこんでいった。あたりはオナラの臭いだけでなく、肉が酸
に侵される鼻を突く強烈な臭いがたちこめている。残った骨を一カ
所に集めたかすみは骨に向かってより強力なオナラガスをかけた。
「ブシューーーーーーー」
骨はみるみるうちに溶けはじめ、数分で跡形もなくなった。
全てが終わったかすみは蕾を閉じ、体を起こした。水色のパンテ
ィーを履きながら
「これで終わった・・・」
と呟いた。
「あっ、祐っ!」
我に帰ったかすみは一目散に祐の元に走ろうとした。ところが20
mくらい離れたところで口をハンカチで押さえ祐がこちらを向いて
立っていた。
「か、かすみ・・・君はいったい・・・」
「み、見ていたの?」
かすみが訪ねると祐は静かにうなづいた。
「何で、何で・・・・」
倉庫から表に出て、かすみは自分の宿命とそのための体質の話を
した。祐は始めは信じられないようだったが、今見た現実が全てを
物語っていた。
「祐、抱いて・・・」
いきなりの言葉でビックリしたが祐は静かにうなづくと、今度は祐
から唇を重ねた。祐はGパンとシャツを脱ぎ、かすみの体に被さっ
た。かなりぎこちなかったが手にあり余る彼女の胸を優しく揉み、
次に祐の指はかすみのクレパスをそっと滑らした。かすみは敏感に
反応しピクッピクッと痙攣した。はじけそうな祐のシンボルをかす
みのクレパス入れようとしたとき、かすみは
「待って」
と、言い体の向きを180度変えた。かすみは祐のシンボルを手で
添え、口に含んだ。
祐はかすみの桃のようなお尻の下で体の中を突き抜ける何かを感じ
た。目の前にはうっすらとした茂みにピンクの花びら、そして3人
の男を倒した、あのピンクの蕾がヒクヒクしている。ガスの臭いは
全く感じられず、かすみの甘い香りが感じられる。
後もうちょっとでイキそうだったときかすみは手を止め・・・泣
き始めた。
「祐・・・実は私たちは正体がばれたとき・・・」
そう言い終わるか言い終わらないうち、祐は
「殺さなきゃいけないんだろ?いいよ、かすみのお尻で死ねるな
ら・・・」
と答えた。
「えっ?」
「このまま、あのガスを吹きかけてくれ」
「そ、そんなこと・・・」
「何を言っているんだ、宿命だろっ!俺はいいよ、かすみが一緒に
いてくれただけで・・・すごいうれしかった。どうせ奴らに殺され
たかもしれないんだ、それに比べれば・・・何も怖いモノはない」
祐はそう言うと、かすみのお尻を自ら引き寄せ、その谷間に顔を
埋めた。
「かすみ・・・いい香りだよ」
「祐・・・ごめんね」
泣きながら、かすみは大きく息を吸った。彼女の蕾は大きく収縮し
始めた。
「さようなら・・・かすみ」
次の瞬間、蕾は大きく伸び上がった。しかし、ガスは発射されずに
蕾は静かに萎んでいった。
「かすみ?・・・」
「できないよう・・・そんなことできる訳ないでしょ!」
かすみはその場で大声を出して泣いた。起きあがった祐はそっとか
すみを抱きしめた。
人影が感じられた。
「かすみっ!」
突然女性の声がした。
「ママっ!」
「ガスの臭いがしたから、まさかと思って・・・」
「ママ、ごめんなさい、ごめんなさい」
「祐君・・・」
「はい・・・」
「かすみの正体を知ってしまったのね」
「はい・・・」
「正体を知った以上・・・生かしてはおけないの。これが私たちの
宿命」
「かすみの前では、こんな事絶対にしたくなかったのだけど・・・」
そう言うと母は静かにはスカートをまくり、豊満なお尻を祐に向
けた。年は30後半だがかすみと兄弟に間違われるほど顔やスタイ
ルがいい。黒いレースのパンティが悩ましかった。そのお尻はつる
つるで、まるでかすみのお尻のようだった。ただ、大きさはかすみ
のお尻より一回りくらい大きかった。
「ママぁ?ママっ、何するの?やめてっ!」
「かすみ・・・あなたにこれ以上つらい思いをさせたくないの」
黒いパンティーをすっと降ろすと、かすみより濃い茂みの上に紫に
近いピンクの蕾が顔を出した。
「ママっ!ママっ!」
「かすみっ!静かにしろ、これ以上お母さんに恥をかかすな」
祐は今までになくきりりとした口調でかすみを叱咤した。かすみは
黙ってしまった。祐の顔は豊満なお尻に埋もれた。
「祐君ごめんね。かすみの事をありがとう」
そう言うと大きく息を吸った。蕾はかすみのそれとは違い、輪を掛
けたように大きく膨れ上がった。蕾に力を入れなくてもその中心の
穴から黄褐色のガスが少しずつ漏れてきていた。その臭いもかすみ
と比較にならないくらい強烈なモノだった。
「ウッ・・・・」
ほんのちょっとの量だったがそれだけで意識が遠のくのを感じた。
次の瞬間・・・・!
「あっ・・・あれ?ここは天国か?」
ゆっくり目を開けると見たことのない部屋の天井が見える。
「祐っ!気がついた?」
かすみが頭の横に座ってる。
「ここは?」
「私の部屋よ」
「どうしてここへ?あ、頭がイタタタタ・・」
「あ、無理しないで」
「俺、生きているのか」
「ほっぺたつねってみればいいじゃない?」
「どれ?アイタタタって、それは夢を見たときやることだろう」
「ハハハハハ・・・」
白のショートパンツに体操着みたいな寝間着かどうか分からない
ような解放された格好のかすみがいる。かすみとの距離がさらに近
づいた気がした。
かすみは大きな声を出して笑った。そして語り始めた。
「ママのオナラガスはどうだった?私より強烈でしょ?祐はあの時
気絶したから分からないけど、あのあと、ママのオナラガスは噴射
されなかったわ。ママはガスの発射寸前、祐は私たちのことをばら
すような人じゃないって発射を止めたの」
祐は自分の体に鼻を近づけたが何も臭わない。
「あの臭いは?」
「家につれて帰ってきてからが大変だったんだから。意識の無い祐
を先祖代々伝わる臭い消しの薬を入れたお風呂にずっと浸けていた
んだから」
「俺はこれから・・・どうなるんだ・・・?」
「そうねぇ、責任をとって私と結婚かしら?」
かすみは思いっきり笑みを浮かべた。祐はその言葉に一瞬唖然とし
た。正直言って嬉しさくもあり、不安も感じた。この時点で自分の
将来が決まったも同然だから。
「もし俺が裏切ったら?」
「そのときは・・・」
と、かすみは言うと、くるりと向きを変え、祐の顔にお尻を近づけ
た。ショートパンツの裾から薄い黄色のパンティーが顔をのぞかせ
ていた。かすみはそれを脱ぎ・・・
「そのときは、この蕾が黙っていないからねっ!」
蕾を思いっきり収縮させた。祐は一瞬血の気が引いた。
祐のそのそぶりを見てかすみは思いっきり笑った。
かすみの笑みは祐を自分のモノにした嬉しさと・・・それ以上に
祐が生きている嬉しさからだった。
ドキッとした祐も次の瞬間笑みがこぼれ蕾にそっとキスをした。
「祐君気がついた?」
「あっ、ママっ!部屋に入ってくるときはノックしてよねっ」
かすみがあわててパンツを履いた。
「あーら御免あそばせ。もう大丈夫そうねぇ。家には連絡をしてお
いたから今日は泊まっていきなさい。かすみのことをよろしくお願
いしますって話したら喜んでいたわ。明日一日学校を休めば良くな
るからゆっくりしていってね」
「私も休もっかなー」
「かすみはだめっ!」
「ちぇ・・・」
ふくれっ面のかすみの顔を見て、祐は思わず吹き出してしまった。
何か妙にいいなと思う祐だった。
「ただいまぁー」
「あっ、パパが帰ってきた!」
「お父さんお帰りなさい。未来の旦那さんが来ているわよ」
「な、何ぃー?」
思いがけない母の言葉に父は声が裏返った。それを聞いて祐とかす
みは照れながらも大笑いをした。
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