【初体験…】
れじゃー、また明日!」
「きり~つ、礼」
「よっしゃー、あ~っ、長い一日が終わった!」
「全く大げさな奴」
「大げさなんかじゃないぜ、俺にとって学校は苦痛極まりねぇ所だからなぁ」
「ハハハっ、その割にはよく頑張ってこの学校に入ったよなぁ」
「お前だって…俺だって頑張るときゃ頑張るんだよ」
「でも、お前の勉強嫌いな所って昔っから変わんねぇなぁ…おっ、彼女のお出ましだよ」
「よっしく~ん、帰ろっ!」
「分かった、分かった。先に昇降口に行ってろ!あっ、真美…」
俺が用件を言おうとしたらホッペタを膨らまして帰っていった。
「よっしく~ん、帰ろっ…だってさぁ、相変わらず可愛いじゃん」
「何だ雅文、お前まだいたのか!」
「さっきから横にいただろっ!」
「おっ、すまねぇ、すまねぇ…」
「そういえば最近は大丈夫なのか?アレ…」
「アレって彼女のか?」
幼なじみの真美…
見た目はごくふつうの女の子。どちらかと言えば背は155cmと小さく、胸もお尻もこれと言って大きくなく、ナイスバディにはほど遠い。
彼女とは家が近く幼稚園、小学校、中学校、さらに高校まで一緒だ。
俺は小学校の頃から悪ガキで、喧嘩はほとんど負けなしだった。
ところが小学5年生の時、彼女の特異な体質に気がついた。
それは、彼女が強烈なおならを放つ「スカンク女」だということだ。
その臭いは本物のスカンクに勝るとも劣らない。直接浴びたら鼻が曲がるだけじゃなく確実に気絶する。
「そうだよっ、彼女の強烈なオナラ!俺はあの小学校の時ので懲りたけど…でもあのお尻の感触!ムフフ…!」
「そうだ!俺より先に真美にふれて、しかも尻に敷かれて!」
「いいじゃん、どうせ今はお前が尻に敷かれているんだから」
「オイ、それは無しだぜ!シャレになってねぇ…」
「ハハハ…」
「でも、何回やられたかなぁ…5年の時はあの後に…俺があいつの誕生日忘れてて、何も知らずに遊びに行ったらあいつ怒っちゃって…あの時は押入に閉じこめられて、半日気を失って…それから、6年になってすぐだけど、あいつの家に遊び行って、いつものように部屋に上がったら、あいつ着替えの最中で…」
「えっ?」
「次の瞬間、俺は口から涎だして部屋にぶっ倒れていたらしい」
「ハハハハッ…」
「あのとき、あいつ小さいブルーのパンティーとブラしていて、初めてそういう格好を見たな。いつの間にかお尻はポッチャリ大きくなって胸も膨らんできて…しばらく、口も聞いてくれなかった。あれっ?そういえば、それからは1回もねぇや…」
「大人になったから恥ずかしくなったんじゃねぇか?」
「それは…あるかもな…」
なぜか俺はそれが寂しく感じた。あれだけ散々な目にあっても…
「さぁ、帰ろうぜ、明日の準備もあるし」
「そうだな」
昇降口に向かうと真美は待っていた。
「良和、お先ぃ!」
「じゃーな!真美、帰ろうぜ」
「も~う、いつまで待たせるきぃ?さっ、帰ろっ!」
「ねぇ、明日からの準備は終わった?」
「ん?あぁ、大体ね」
「じゃ、今日うちに来ない?」
「そうだな、たまには行こうかな」
小学校とは違い電車で通学する俺達は昔はお互いの家を行き来していたが、今では駅の側のファーストフード店などで帰り際に一緒に食事する方が多かった。
駅を降りて家には寄らず、そのまま真美の家に上がり込んだ。
「おじゃましまーす…」
「どうぞ、誰もいないから」
久しぶりの真美の家だ。
「ちょっと着替えてくるね、ぜぇ~たい!ここで待っていてね!」
「わかった…もし覗いたら?」
「…別に…」
あっけない返事に俺は驚いた。
ちょっと昔ならお尻を向けて
「おしおきよ!」
なんて言っていたが、そういう気配は全くなかった。
「何だよ、あいつ…」
逆に大人になっていく真美に取り残されていくような気がした。
俺は階段を上がり真美の部屋に向かった。
(開けたらあいつ…)
どうなってもいいと思い部屋の扉を開けた。
目の前にお尻を向けた真美がいる!と思いきや、真美は着替えもせず制服のままベットに座っていた。
「真美どうした?」
「よし君…私のこと好き?」
「あっ?あぁ、もちろん」
突然の質問に俺は驚いた。
「私、もうオナラしないよ、だから…」
真美はそういうと制服のブレザーから紺色のハイソックス、を脱ぎ始めた。
「おい、どうしたんだ…」
真美は俺の言葉に耳を傾けず続いてブラウスとチェックのミニスカートを脱いだ。
目の前には白地にピンクの花がプリントされたブラとパンティー姿で立っている真美の姿があった。
「真美…」
俺も制服を脱ぎ捨てトランクス1枚になると真美に近づいた。
「私たち、もう大人だよね?」
俺はコクッとうなずくと真美の唇に俺の唇を重ね、そのままベットに横になった。
お互いが初めて…キスをしながら、かなりぎこちない手先でブラの上から真美の乳房を揉む。
(大きくなったなぁ…こんなに柔らかいんだ…)
小さい頃から知っていた真美はもう大人になっている。6年生の頃に見たポチッとした胸は大きく膨らみ、手のひらに入れても有り余るくらいの大きさになっていた。
「痛いっ!もう少し優しく揉んで」
「ご、ごめん…」
「アッ、イ、イイ…」
キスを下にずらし、そのまま舌を胸の方に這いつくばせた。
手はパンティー越しに真美の秘所へ…
「アッ…」
クレパスに沿って指を上下させると真美の体がピクッと反応する。
少しずつだが真美の秘所は湿り気を帯びてきた。
「アッ、だめっ…アッ、ハッ、アーッ…」
体をずらし、真美を仰向けに寝かせたままそぉっとパンティーを脱がせた。
大人になった真美の秘所…
うっすらとした黒いヘヤーが足の付け根の三角地帯を覆っている。
(昔は何もなくツルツルだったな…)
俺は真美の足をゆっくり開き、頭を大事なところに埋めた。
小水と甘酸っぱい臭いが混ざり合い漂っている。
指で大事なところをそっと開くと真美のクレパスは鮮やかなサーモンピンク色でキラキラ光っていた。
俺はそこにそっと口づけをした。
「あっ!」
真美が思いっきり反応した。体をピクッと反応させ、クレパスからはキラキラ光るジュースが溢れ始めた。
俺はそれをピチャピチャ音をさせながらすすると、さらに真美は体を反応させた。
「あっ、よし君…」
足を思いっきり開き、クレパスの下へと舌を延ばしていった。
下の方にクレパスほどではないが、それでもきれいなピンク色の菊の花がちょこんと顔を出し、クレパスからあふれ出る泉でそれもまたキラキラ輝きだした。
小学校の時、初めて地獄を見たあのオナラ…真美のピンクの菊の花…
俺は菊の花にキスをすると襞を舐め始めた。
「あっ、よし君…そこは…」
今でも敏感だ。クレパスを舐め回したよりも真美の体は一層に反応した。
「アッ…よし君…だめっ…やめて…」
真美の声はだんだん大きくなってくる。
「真美…好きだよ…」
「あっ、あっ…ダメッ…あっ、あっ…イッ、イッちゃうーーーーーー!!」
敏感な菊の蕾を刺激されたせいで、真美の体が頂点に達そうとしていた。
「アッ!!ダメッ!!よし君顔をどけてっ!!」
「えっ?」
スローモーションのように時が流れた。
仰向けになっていた真美の体が1回大きくのけぞり、帰ってきた反動で思いっきり足が上がる。赤ちゃんがオムツを代える格好になり、目の前に思いっきり開かれ、舐め回していたピンクの菊の花が一気に膨れ上がり、ひょっとこの口のようにとんがると襞がめくりあがった。
(まさかっ!!)
『プォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!』
顔をどかす暇もなかった…
襞がめくれると大きな音と熱風が俺の顔を襲い、菊の花をなめていた口に遠慮なくそそぎ込まれた。
「ウッギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
小学校以来、浴びることの無かった真美のオナラガス。
たった一発だが、その破壊力は相変わらず、いいや、身体の発達にあわせメガトン級に感じられた。
モワッと目の前に広がったと思うと、すぐにあの強烈な腐卵臭が鼻を突く!しかしそれだけではなかった。次にタマネギ、ニンニクを腐らした臭い、生臭い魚や肉が腐って内蔵がグチャグチャにかき混ざった臭い、汗や小水、糞便、スカンクやカメムシのガスなどを混ぜた臭い…
「真美っ!な、何で!ウワァッ、く、臭いいいいいいーーーーーー!!」
口に浴びたせいか、比べものが無いからか、真美のオナラは確実に威力を増している。
口に注がれたそのガスは口と鼻の粘膜を焼け爛らす勢いで、タマネギを刻んだ時のように瞬時に目をつぶし、次に鼻を使えなくした。
そのまま頭の奥の神経をさいなみ、ついに脳の中にも浸透し体の動きを止めようとしている。
呼吸ができない。かすかに息をしても周りは鼻を突き続ける真美のオナラの臭いだけで、さらに呼吸を麻痺させ始めた。
もう、発狂する以外になかった。
「グッ、グワッ!!ゲホッゲホ…た、助けてくれ…」
その場でのたうち回り、喉をかきむしり顔を床を布団にこすりつける。
しかし、事態の解決にはならなかった。
周りの空気はいっこうに薄まるどころかすでに新鮮な空気もなくなり部屋一杯に充満した。
イッてしまった真美はしばらく動けないままだった。
俺もとうとう動けなくなり、目を回しながら意識がもうろうとしていった。
(俺…死ぬかも…)
「よし君…よし君…よし君!!」
「…あれっ…ここは…?」
「よし君大丈夫?生きている?」
「んあ?あぁ…あれ?お前と…あっ!もしかして…また…やられたっけ?」
「ごめんね、まさかこんな時に出ちゃうなんて…私もあんな気持ちいいこと…あんな快感初めてだったし…」
「そうか、そうだった…」
「私は気持ちよかったのに、よし君を…」
久しぶりに見る真美の泣き顔…
この泣き顔をみると、何とかしてやりたい…
しかし、彼女が絶頂に達した瞬間、お尻から放たれるあのオナラには、この世の誰もがかなわない…
「なぁ、真美…むか~し言ったよな、俺が守るって。もし、真美が頑張るなら…オナラを調整できるよう訓練してみないか?」
目に涙を浮かべながら真美は顔を上げた。
「だって、普段は出ないんだろ?だったら絶対にできるよ!」
「よ、よし君…」
真美は泣きながら俺に抱きついてきた。
「真美、ずっとずっとよし君と一緒!頑張るから…だから、だから…」
その言葉に応えるよう俺はギュッと真美を抱きしめた。
初体験にはほど遠かったが、今までの数年間の二人の距離を確実に縮めた日。
二人が大人になった日…。
【遠い道のり…】
幼なじみの真美…
彼女の特異な体質に気がついたのは小学5年の時。
彼女は普通の人間の倍、いや、それ以上にもなる強烈に臭いオナラが出る体質だ。
授業中に思わず出してしまい、それを「スカンク女」と馬鹿にした友人をオナラ責めにして気絶させるという出来事があった。
真美のオナラはスカンクに勝るとも劣らない強力な武器になり、犬なども一撃で倒す威力がある。
それ以来、俺、良和は、幼なじみ以上の恋人という形で真美と付き合ってきた。
月日が流れ高校生になった俺達は、先日、初体験をしようと試みたが、真美が絶頂に達したときに、以前にも増して強烈になったオナラガスを噴射され、俺は見事にノックダウンしてしまった。
このままでは、いつまでたっても…
(一体どうすれば良いんだろう…)
昼休み、クラスでボーっとしていた。
「よっ!元気ねぇじゃん」
「何だ、政文かよ…」
「何だはねぇじゃんかよ、人が元気出させてあげようとしてるのに」
「いいよ、あっち行ってろ!」
「ちぇ、冷てぇ奴。いいよーだ。そんじゃぁ俺は表に行って来るからよ」
政文は他のクラスメイトと出ていった。
そんなこんなで一日が過ぎ真美が迎えにきた。
「よし君…帰ろっ…」
「あぁ…」
「あれっ?何だぁ、二人して元気ねぇじゃん」
「じゃぁな、政文」
「おぅ、またな」
駅へ向かう道も、電車の中も二人して会話が出なかった。
電車を降り、商店街を歩いているとスポーツ用品店があった。
(そうだ!)
「真美、ちょっと待ってろ!」
「???」
俺は中に入り色々と物を買った。
「お待たせー、今日、真美んち誰もいないか?」
「うん、いないよ」
「よしっ、行くぞ!」
真美は訳が分からずキョトンとしたままだった。
「おじゃましまーす!」
「どうしたの?よし君、ずいぶん元気がいいじゃん…」
「へへへ…とりあえず真美の部屋へ」
「うん、とりあえず着替えさせてよ…」
階段を上がり真美の部屋に入る。
「さてっ、真美、今日から一緒に訓練しよう」
「訓練?何の?」
「もちろん、あのオナラ」
「どうするの?」
「う~ん、俺も頭よくねぇから分かんないけど、出そうになったら頑張って止めてみて」
「もし…出ちゃったら?」
「そんときは、ホレッ!」
俺はさっき買ってきた買い物袋の中から水泳に使うゴーグルと携帯用の酸素ボンベを取り出した。
「ヘヘヘェ…」
「よし君すごーい、頭イイー」
「これで少しはどうにかなるだろう。それでは…」
二人は服を脱ぎ、真美は白地に水玉のブラとパンティー、俺はトランクス一丁になった。
とりあえず、あのオナラを克服せねば…
「真美、パンツ脱いで四つん這いになれ」
真美は言われたとおりにパンツをスルリと脱ぐと、犬みたいに四つん這いになった。
俺は真美の後ろに回り、頭にゴーグルをかけ、手元に酸素ボンベをおいた。
(よしっ、準備完了)
目の前には真美の桃のようなお尻。背が低いせいか大きくもなく、小さくもない。
「真美、もうちょっと足を開いて頭をおろして」
「こ~う?」
真美は尻を突き上げるような格好になると、目の前に綺麗な襞のあるピンク色の肛門が現れた。
俺はさらに手で尻肉をグィッと広げる。
「よし君、恥ずかしいよぅ…あっ…」
指で蕾をタッチすると真美の体がピクッと反応する。と、同時に蕾もヒクッヒクッと反応する。
皺の一つ一つまで綺麗な真美の肛門。
しかし、そこから放たれる恐怖のオナラは飛ぶ鳥さえも落とすほど強烈に臭い。
まともに食らったら気絶は免れない。
(本当に大丈夫かなぁ…)
俺は勇気を持って真美の蕾を舐め始めた。
クチュ…クチュ…クチュ…
「アッ、ア~…」
真美のクレパスから少しずつ泉が湧き出した。
「真美どうだ?」
「あっ…何か体が熱くなってきた…あっ、よし君、いい…」
ピンク色の蕾がヒクヒクと収縮しはじめた。そのペースは少しずつ速くなってくる。
(そろそろか…)
口にぶっ放されたらひとたまりもない。
舌で舐め回すのは止め、唾をたくさん付けたまま蕾を指で優しくマッサージする。
「アゥ…よし君…も、もうすぐ…出ちゃうよ」
皺が伸び縮みし中央の穴の所がピクピク盛り上がり始めた。
「いいか、真美!出そうになったらお尻の穴をギュッと締めろ!」
「う…うん…頑張ってみる…」
俺は、さらに蕾をツンツン突っついたり、触れるか触れないかというところでなで回す。
蕾の収縮はさらに大きくなり、
皺が思いっきり延びると、穴の周りのピンクの土手が今にも噴火しそうに盛り上がった!
「あっ!よし君出るっ!」
「よしっ、止めろ!」
「あん!…」
ピンクの土手がギュッと絞られた。
「やったー、できたぞ!」
「あっ…が、が、我慢できた…」。
「良かったなぁ、真美…真美、どうした?」
「よ、よし君…おなかが痛い…」
「真美、大丈夫か?」
真美のおなかがキュルキュル音を立てている。
「よし君、部屋から出て!もう、我慢できない…お、大きいオナラが…」
真美の蕾は大きな収縮を始めた。
俺はすぐにゴーグルをはめ、酸素ボンベを手にした。
「大丈夫だ真美!思いっきりやっちゃえ!」
「アッ!ア~~!!」
真美は蕾を天井に向けるように、お尻を思いっきり突き上げた。
ピンクの皺が伸びきり、穴の周りの土手がニュッと重厚のように盛り上がり、悪魔の銃口が火を噴いた!
『ブァッ!フォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!』
(えっ!!!!)
豪快な音…
今まで聞いたことがないくらい大きな音だった。
「ハァーー…」
こらえていた物を出してスッキリした真美は、そのまま崩れ落ちるように寝てしまった。
俺はすぐに酸素ボンベを口に当てた。
周りの空気が変わっていくのが肌で感じられた。
(し、しまった…)
ボンベは海で使うような物では無いので鼻が隠れない!
今、鼻で息を吸ったら即地獄行き!
(とりあえず、窓を…)
俺は窓を開けようと移動を始めた。
しかし、予想もしなかったことが起こった。
(あっ!)
ゴーグルはしっかりはめていた。しかし、ほんの少しの隙間から間違いなく真美のオナラが漏れてきた。ゴーグルの中にしみこんできたそのガスは、瞬く間に目に入り涙が止まらなくなると視界を失った。
(うわっ、ちくしょう…よし手探りだ)
目が開けられず、片方の手は酸素ボンベでもう片方の手を使い手探りで窓を探そうとした。
(ここにいるのは…真美か…)
手の先に真美が寝ていた。だが、手を触れた瞬間真美が気がついたようだ。
真美が小さな声で…
「まだ…でる…」
(なに~~!!)
『プゥ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!』
真美が追い打ちでオナラを放った。
(うっ!)
熱風が顔のかかった。どうやらお尻がもろに俺の方向に向いていたようだ。
(やばい、窓を開けなきゃ…)
とりあえず窓の方へ一歩ずつ向かった。
(あれっ?あれっ!!!)
ついに恐ろしいことが!
酸素ボンベから空気が出なくなった。空になってしまった。
(う、うそだろー?!)
とりあえず、息を止めた。そんなに広い部屋ではないが、この状況は窓の位置をやたら分からなくしている。
(おかしい、この辺りなのに…)
焦りがさらに苦しさを増し、窓の位置を遠くした。
(もうだめだ…)
我慢できずとうとう息を吸ってしまった。
「ウゲーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」
真美が我慢した分、オナラのの濃度は一段と濃くこのあいだよりさらに強烈な臭い。その強烈な腐卵臭が待ってましたと言わんばかりに俺の体を犯し始めた。
「うっ、うわっくさいぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーーーー」
体の至る所から染み込んでくるようだった。
「うっ、う~ん…」
もうどうにも出来ない。すぐに目が回ってきて、もがき苦しみながら俺はその場にぶっ倒れてしまった。
「よしくん?」
「あれっ?あ、いたたた…」
(そうか、また気絶したんだ…)
部屋には彼女の強烈な残り香が漂っていた。
「大丈夫?ごめん…」
「あっ?ちょっと頭が痛いけど…大丈夫」
「せっかくよし君が良い方法を考えてくれたのに、私のせいで…」
「いいよ、しょうがないよ。気にするな!」
「でも…」
彼女はまたうっすらと涙目になっていた。
「泣くなよ、まだ色々な方法があると思うから…」
とは言ったものの何も浮かんでないが、今は慰めでもいいと思っていた。
俺は起きあがり、真美の桜色の唇に自分の唇をそっと重ねた。
「頑張ろうぜ、笑顔になれよ」
目に涙をためながらだが、真美はニコッと笑った。
【ト・イ・レで…】
「それじゃー、また明日!」
「きり~つ、礼」
「さ~て、帰るとすっかな」
「お疲れ~、おっ、彼女来たぞ」
「よし君、帰ろっ」
「おー、今行く。政文、お先!」
「じゃぁな、また明日」
幼なじみの真美…
見た目はごくふつうの女の子。どちらかと言えば背は155cmと小さく、胸もお尻もこれと言って大きくなく、ナイスバディにはほど遠い。
彼女は特異な体質の持ち主で、興奮したり、緊張したりするとこの世の臭いとは思えない強烈なオナラを発する。
俺は、何度か吹きかけられたが、そのたび呼吸困難に陥り気絶してしまった。
昇降口まで降りてきたとき
「よし君、ごめん。ちょっと先行っていて」
「どうした?」
「トイレ行って来る」
「まさか、でそうか?」
「いや、大丈夫だと思うけど、念のためA棟のトイレに行って来るね」
「あいよ!」
A棟とは、科学室、物理室などがある棟で放課後は誰も来ない。
彼女は学校にいるときにはほとんど大丈夫だが、あのオナラガスが出そうに感じると人が比較的いないトイレに行く。
それでも、オナラをしたときは大変で、いつまでも腐った卵の臭いが残ってしまい、すぐにその場を立ち去っていくのである。
(よ~し、今日はここにすんべ…)
俺は、トイレ覗きにこの学校を選んだ。
とりあえず、関係者を装い、人気の少ないトイレを探した。
人気のないトイレは誰も来ないことも多くハズレも多いが、自分の身を隠すにはもってこいだ。
(しめしめ、誰もいないな…)
俺は中に人が居ないことと周りを伺い、中へはいると、一番端にある掃除用具入れを探し、隣にある便器の向きを確かめる。
こだわりがあり、お尻がよく見えるよう、用具入れの方にお尻がくるトイレしか選ばない。
(ここはOKだ!)
3つも部屋があるトイレでここに入る確率も少ない。
ところが、他の部屋のトイレットペーパーを抜き取ると比較的入ってくる。
俺は他の部屋のペーパーを抜き取り用具入れの中に隠れた。
(下から覗くと…お~ぉよく見える。こんないい環境は久しぶりだぁ…誰か来ないかなぁ…足音がするぞ)
俺は息を殺した。足早な音はこのトイレに近づいてきた。
(オシッコしたくなっちゃった…)
真美は足早にトイレに向かった。
「あれぇ?紙がない。あっ、ここも…」
真美は端から部屋を覗くとトイレットペーパーがないことに気がついた。あいにくティッシュを鞄の中に忘れてきてしまった。
(どうしよう…あっ!ここはある!)
一番端の部屋にペーパーが残っていた。
部屋に入りスルスルっと白に小さな花柄が散りばめられているパンティーを膝下まで下ろし、しゃがみ込んだ。
(ヤッター!女の子だ。かわいいパンティだねぇ。ピンクのかわいいお尻の穴が見えるぞ)
真美が緊張していた括約筋を解き放つと、クレパスの中央から一筋の黄色の水しぶきが吹き出した。
『シャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー』
(良い音だねぇ…ケツの穴がヒクヒクしているぜ、絶景だなぁ…)
真美はホッとしながら用を足した。
最後に残った尿を出し切るため、おなかに力をれた。
(あれぇ?おなかが…)
学校では出ない臭いオナラが今日は出そうになった。
(いっか、誰もいないし…)
真美は軽く踏ん張った。
(う~ん…)
(おっ?うんこかぁ!)
真美が踏ん張るとお尻の穴が思いっきり広がった。
『ぷぅぅぅ!』
(ん?…)
小さいオナラだが彼女のオナラは特別だ。
スカンク並の強烈な腐った卵の臭いが、少しずつ部屋に充満しその臭いは隣の用具箱に隠れていた俺の鼻先に届くまでそう時間はかからなかった。
「うわぁ!何だこの臭いはー!」
俺は思わず叫びながら起きあがった。
が、後ろにあったバケツを思いっきりけ飛ばしコケてしまった。
ドンガラガッチャン!!
「誰っ!」
誰かが隠れている。しかも男が。
真美はあわてて表に出ようとしたが、膝まで下げていたパンティーが引っかかり思わず破れてしまった。
「キャッ!」
とりあえず表に出て隣の用具箱をあけた。
俺はコケて扉の方を向いて座っている。鼻には忌まわしい腐卵臭がまとわりついている。
「み、見ていたでしょ!」
「く、くっせー…このスカンク女!」
スカンク女。この言葉に真美は思いっきり反応した。
「そうよ、私はスカンク女よ。馬鹿にすると大変なんだからね!」
「顔を見られちゃしょうがない…」
俺はポケットに隠していたナイフを取り出した。
「止めなさい!どうなっても知らないわよ!」
(どうなってもしらないだと?)
「上等だ!この小娘っ!」
俺が起きあがりナイフを突きだそうとしたとき、彼女は体を翻し、前にかがむとスカートを捲り、お尻を思いっきり広げ、用具箱に向かってオナラを発射した。
「ふんっ!」
彼女のピンクの肛門が大きく広がった次の瞬間!
『ぷぅぅーーーーーーーーーーー!!』
モワッとしたガスは先程とは比較にならないくらい強烈だった。
俺は直接ガスを浴びてしまった。
「うわぁっ!!」
鼻が玉砕され、例えようのない強烈な臭いは脳を少しずつ侵し始めた。
目に入ったそのオナラの刺激はタマネギの絞り汁のようで目が開けられなくなった。
俺が顔を手で覆うと彼女は用具箱の扉をバタンと閉めた。
用具箱の中は上と下が開いているものの、彼女のオナラによるガス室になった。
「うっ、うわぁ開けてくれ!くっ!くさいーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
扉を強くたたき体をぶつけたが、彼女が体重をかけて表で押さえていて開けられない。
臭いは弱まることなく部屋の中に充満している。
体のあらゆる皮膚の表面からも臭いが襲ってくるような勢いだった。
強烈なガス攻撃で俺はにっちもさっちも行かなくなり、意識が薄れ仰向けに倒れてしまった。
しばらく、するとガチャッと扉が開きニコニコした彼女が立っていた。
「ど~お?スカンク娘のオナラの味は?ちょっと強烈だったかな?」
「す、すみません…も、もうしませんから許してください」
「どうしようかなぁ?」
「お願いです。もうしません。警察でも何でも突き出してください」
「そうねぇ、じゃ許してあげる。警察呼んでくるから逃げるんじゃないわよ。ま、しばらくは目が回って立てないでしょうけど」
彼女はそういうと警察を呼びに行った。
(まずいっ、このままでは捕まる…)
とりあえず逃げようとどうにか起きあがり、部屋から表を見た。
(よしっ!今だ)
俺は出口に向かった。
ところが、出口に一番近い部屋から彼女が現れた!
彼女は腕を組み仁王立ちになっている。
(うそっ!)
「どこ行こうとしているのかなぁ~?」
彼女はゆっくりこちらに向かって歩いてきた。
「いっ、いやぁそのぉ…」
「分からない人ねぇ…」
俺は後ずさりを始めた。
彼女は組んでいた腕をほどくとクルリと向きを変え、背中越しに俺を見ながら後ろ向きに歩いてきた。
彼女が何をしたいかはもう分かっている。
「ご、ごめんなさい!許してください」
彼女は黙ったまま足を広げ前屈みになり、スカートをめくった。
お尻が丸出しになるとその真ん中にピンク色の銃口が顔を覗かせた。
「もう一発お見舞いしないとだめかなぁ?」
「や、止めて!それだけは!」
背中は壁にぶつかった。もう後ろには下がれない。
彼女はお尻を向けたまま近づいてきた。
ピンク色の銃口がヒクヒク収縮している。
さっきのオナラをまともに食らったらひとたまりもない。
(そうだ!彼女を突き飛ばして…)
意表を突き体当たりをして彼女を突き飛ばせば逃げられると思った。
「ワーーーーッ!!」
「馬鹿な男!」
甘かった…意表を突かれたのは俺の方だった。
俺が向かった瞬間、彼女は前屈みの手を床に突き、逆立ちをし足を蛙のように曲げ丸いお尻は天井を突き出した。
一瞬彼女を見失ったと思ったら目の下には彼女の足の付け根の黒い茂みとサーモンピンクのクレパスが見えた。
えっ?と思ったとき、クレパスの後ろのピンク色の銃口が膨れ上がった。
「うわぁ!止めてくれーーーーーー!!」
「あんたなんてこうよっ!えぃっ!!」
クイッとお尻の向きを変え、銃口を俺の顔に向けた。
願いはむなしく、目の前にある肛門は膨れ上がるとパッと弾けた。
『プゥゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーィ!!!』
なま暖かい熱風が顔面を襲った。
「グワァーーーーーーグギャグェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
真美の強烈なオナラガスは又も俺の顔を容赦なく襲った。
俺は後ろに飛び退きトイレの床に転げ回った。
直撃を受けた強烈なオナラは俺の再起を不可能にするようなものだった。
俺は思いっきり顔に付いたあの忌まわしい臭いを手で払いのけようとした。
しかし、どんなにもがいてもその地獄から抜け出すことが出来なかった。
抜け出すところか臭いはいっそう強まり息を吸うことすら出来なくなってきた。
「ど~ぅ?3発目のオナラは?」
彼女は体を元に戻し、転げ回っている俺をあざ笑うかのように立っている。
意識が薄れてきてその場に倒れてしまった。
(も、もうだめだ…)
完全に動けなくなった俺を確認すると、彼女はトイレから出ていった。
気が付くと、俺は警察病院のベットで寝ていた…
(おわり)
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