しばらくして、涙に濡れた瞳に目一杯の恥じらいを込めて沙紀が顔をあげた。
「せんせい・・・・、いっちゃった。」
「初めて?」
沙紀は、僕の胸に顔をうずめると、遠慮がちに一回だけ、コクリとうなずいた。
僕は、かわいくなって沙紀を抱きしめた。それから、また髪を撫でながら、沙紀の顔を見つめた。
「沙紀ちゃん、もうおなか大丈夫かい。びっくりしたよ。」
沙紀は、また真っ赤になった。
「いつもあんなおならするのかい?」
「あんなに音がしないんですけど。ほんと悩みの種なんです。沙紀のおなら。」
「やだっ、また何言ってるんだろう、私。」
「どうして?おならなんて誰でもするじゃん。」
「でも、くさいから・・・沙紀のは、特別せいなの・・・。」
「さっきのは、たしかに強烈だったけど、あれはおなかの調子が悪かったんだろ。
気にするなよ。」
「先生は知らないから。あんなのぜんぜんいい方です。絶対沙紀のこと嫌いになりますよ。」
「沙紀のおならは、ほんとすっごいんだから。」
「 沙紀ちゃん。男がイクとこ見たくない?」
沙紀は、きょとんとした顔で僕を見つめたが、すぐに僕の意味するところを悟ると、「はい、今後は沙紀が先生を・・・やだっ、恥ずかしい。」
「僕の胸に乗って、あそこを触ってごらん。」
沙紀は、素直に言われた通りに 僕の胸の上に足の方を向いて腰をおろした。
僕の視界一杯に、ミニスカートでかろうじて隠された意外に大きな沙紀のお尻がせまった。
「せんせい、重くないですか?」
「ぜんぜん平気だよ。さあ、触ってごらん。」
沙紀は、恐る恐る僕の肉棒に触れると、ぎこちない手つきでしごき始めた。
「痛くないですか?どうやればいいのか知らないんです。」
まじめな受け答えが、かわいくて、僕は思わず笑ってしまった。
「くすぐったいですか?」
「いいよっ、いいっ、すごく気持ちがいいっ、続けて、あけみ・・・・。」
突然、沙紀の手が止まった。僕は、自分の不注意を後悔したが、もはや手遅れだった。
「そうですよね。先生はこんなことなれてんですよね。」
沙紀はしゃくりあげているようだった。
「沙紀ちゃん・・・・。」
「あっ、」
突然、沙紀は、僕の顔の上にお尻をずらすとクスクス笑い出した。
沙紀は、少し腰を浮かすと、僕の顔の上10センチくらいで止めた。
「先生、実はさっきから出そうなんですよ。ここでしたら、どうなるかしら?」
「せんせい、嫌いです!」
僕の目の前に突き出された尻割れの奥底で、ぶっ!という地鳴りのような音がして
熱い気体が僕の顔にかかった。
「くせーっ!」
沙紀のおならの臭いに、僕は、めまいを通り越し、涙をながしながら吐きそうになった。
沙紀がけたたましい笑い声を上げた。
「せんせい、沙紀のおなら、くさいでしょ。もっとおならひっかけてあげます。」
「あっ!またでるぅ…。」
再び、僕の鼻先で、ぶうぅぅ~っ!と熱い気体が放出された。そのくさいことくさいこと、あまりの悪臭に、窒息しそうになった僕は、少しでも汚染の少ない周辺の空気を捕まえようと狂ったように首を振った。
沙紀は、そんな僕は、振り返って見ながら、くすくす笑い声をあげた。
「さいあくのやつは、こんなもんじゃないんだからぁ。」
「スカンク沙紀ちゃんのおならは、すかしっぺなの。」
「ぜったいにせんせいに嗅がせてあげる。」
「モロに嗅ぐと、たぶうん、せんせい死んじゃうかも。」
「あっ、さいあくのがでるかも。」
僕は、慌てて顔をそむけようとした。
しかしそれよりも早く沙紀は全体重をかけて尻割れを僕の鼻に押し付けた。
薄いパンティの布地を通して、沙紀の小さな蕾の伸縮が感じられ一二度、それは、僕の鼻先で小刻みな伸縮を繰り返した。
それから、この世の終わりが来た。
沙紀のエクボのように可憐な後ろの蕾は、僕の鼻腔のすぐ前で、ひときわ大きく伸び上がると、その奥で蓄えられ、ぐっと濃縮された悪魔のような毒ガスを放出した。
「ムス~~ぅぅぅぅ~~~~~~っ。」
焼けるようなガスが薄いパンティの布地越しに僕の鼻腔に流れ込んだ。
その臭いのひどさは、全くスカンク級であった。
いままでの彼女のおならとは比べ物にならない、僕の嗅いだ最悪の悪臭であった。
一嗅ぎで、僕の鼻はもはや、役に立たなくなっていた。
「うぁぁぁぁああああ~。」
僕は、沙紀のおならのものすごい臭気から逃れようと沙紀の尻の下でむなしくあえいだ。
ガスの放出は止まらなかった。
少女の可憐な純白のパンティは地獄の責め具となった。
そのガスの臭気は、僕の鼻腔をぐちゃぐちゃにして、脳みその奥底まで、腐らせながら、僕の意識を破壊していった。
沙紀のガス尽きる前に僕は、何もわからなくなった。
僕は、スカンク級とも言える沙紀のおならで完全に失神させられたのだった。
「せんせい、せんせい、やだーっ、どうしよう。」
僕は、遠くで沙紀の泣きそうな声を聞きながら、新鮮な空気の甘さに重い目を開けた。
沙紀が部屋中の窓という窓を開け放って、まくらで僕も顔の上を狂ったように仰いでいた。
頭ががんがんして僕は、起き上がれなかった。同時に吐きそうだった。
「よかった、せんせい、ほんとに死んじゃったのかと思った。沙紀のおなら、臭すぎーっ。」
僕は、沙紀の顔を抱え込むようにして近づけると、熱烈なキスをした。
「せっ、せんせい、お顔が・・・・・、とっても・・・くさい。」
「だれのせいだ。このスカンク娘!」
「エヘヘ・・・・。」
沙紀の食べてしまいたくなるような笑顔を見たとき、僕の頭の中が真っ白になった。
僕は、ガス中毒でふらふらしながらも、本能のおもむくまま行動した。
沙紀の、もはや濡れたハンカチのようになったパンティを引きちぎるように脱がすと、欲望を代行するひとさしゆびを沙紀のまだ幼い部分に滑り込ませた。
そこは、もう愛撫の必要がないほどあふれかえっていた。
「せんせい、なかが、なかが・・・・呼ぶの。沙紀、変!?」
僕は、ためらうことなく、僕の欲望自身を、沙紀のまだ発展途上の部分に一気に挿入した。
沙紀が声をあげるまでもない勢いだった。
「沙紀ちゃん、僕のかわいいスカンクちゃん、好きだ!」
「せんせい、せんせい、せんせい、せんせい・・・・・、ああっ、」
沙紀のこわばった体が本来のやわらかさを取り戻す前に、僕の頭の中で、電撃が走り、僕は、すべての欲望を沙紀の体内で開放した。
汗ばんで汚れた体を気にすることなく、僕と沙紀は抱き合った。
僕は、沙紀の髪の毛を撫でながら、なぜか春を通り越して夏のことを考えていた。
「せんせい・・・・。」
「なに?」
「高校行っても勉強教えてくれます?」
「もちろん、ずーっと。」
「ほんと!?ずーっと?」
「そう、ずーっと、ずーっと。」
「スカンク娘でも?」
「言ったじゃない、とってもかわいい僕のスカンクちゃんって。」
僕は、沙紀を力一杯抱きしめた。
開け放った窓の外は、いつのまにか雨があがり、日差しがキラキラ輝いていた。
でも、春の匂いは、とうぶんわかりそうになかった。残念ながら・・・・
おしまい