の日の思い出だけは、いつまでも色あせずに残っている。
忘れようにも忘れられない、あるいは忘れたくないのかもしれないが、
どうしても消えない思い出として僕の心の中に完全に住み着いてしまった。
時々夢の中だったのかもしれないとすら思わせてくれた出来事。
いや、夢という表現はありふれすぎているか。
それにそんなキレイなものではとてもなかったんだし...。
「こら~京~!!とっととゲームはやめる!!
ご飯食べに行くよ~!!玲菜も待ってるんだから~!!」
僕の名前は七尾 京。中学生のある日。人が楽しくゲームをやっていたのに、
隣の部屋にいる姉貴の一声で僕はムリヤリ中断を促されていた。特にゲームも
面白いという訳では無かったのだが、小学生の時からのゲーム好きで、毎日
ゲーム機に向かうというのは日課みたいになっている。しかも今
やっているのはRPGだから、なかなかやめようにもやめるタイミングが
なかなか来てくれない。しかも姉貴は今日、以前から家族ぐるみで
仲良くしている友達と一緒に服を着替えながら待っているのだから、
早くしろと急き立てるのは当然の成り行きと言えた。
姉貴の名前は悠。僕とは6つ違いで、小さい時から諸事情で母がいない
僕にとってはまさに母親代わりの存在であった。その友達もそんな僕等の
家庭事情を知ってか仲良くしてくれて、こうしてご飯を一緒に食べに行くのも
1度や2度では無い。彼女に限らず、姉貴の友達は皆僕には優しくしてくれた。
普通だったら僕みたいな中学生の男が、20歳の年頃の女の子がドア1つ
隣の部屋で着替えをしているという状況だったら、もはやゲームなど
そっちのけで気が気じゃない状況なのだろうが、当時の僕はまだそういう
女の子の事よりもゲームの方が楽しい、俗っぽく言えばおぼこい少年だった。
しかし異性に興味が無いという事は断じて無く、時々内緒でHな本を
買って読んではオナニーにふけるという状態で、つまりは生身の女の子
という存在にあまり実感を持てない時だった。共学の学校に通っては
いるのだが、あまり女の子とのコミュニケーションを取るのが得意では
無く、それにつけてゲーム好きという事でオタク呼ばわりされて、あまり
女の子達からは人気がなかった事もその理由である。
しかし、そろそろ用意をしようとトイレを済ましに行った時である。
「ねぇ~、京君もそろそろ用意し始めたよ~」。その友達が、
干した洗濯物を入れに2階に上がっている姉貴を、階段の中段どころから
呼んていた。「もうちょっとだけ待って~」と姉貴の声が聞こえて
きたのだが、手伝いに行こうと階段に向かった僕の目に飛び込んで
きたものは...
「す、すごい...」。思わず立ち止まって眺めてしまった。お友達は
ミニスカートを履いて来ていたのだが、階段の前の段に手をついて姉貴と
おしゃべりしている時の下に、上方を見上げる僕...。つまりスカートの
中が丸見えだったのである。緑色の小さめのパンツに大きなお尻がピッチリと
キツそうに入っている。元々スタイルの良かったその友達は、お尻の
大きさもかなりのもので、実は時々自分のオナニーのネタに使わせて
もらっていたのである。SEXそのものよりも女の子のいやらしい姿に
興奮を覚えていた僕は、オナニーの時も裸の女の人が写っている本よりも、
激写系や盗撮系といったチラリズムの想像力を刺激する物を好んで利用
していた。いつもは本の中で繰り広げられていた世界。それが今、目の前に
広がっている!思わずGパンの中の膨らみを抑えられず、そこから動けずに
いたのであるが、その直後何とこっちを振り向いた彼女と
目が合ってしまった!気付かれたのである!
「エッチ~!!この子覗いてる~!!」。2階にいる姉貴にも気付かれる
くらい大きな声で彼女は叫んだ!!僕は思わず元いた部屋に引っ込まずには
いられなかった。あのまま手伝いに言ってたら姉貴に何を聞かれていたら
分かったもんじゃない!しかし今聞かれなくても後で聞かれるのは目に
見えている。アタフタしていて何をしたらいいのか分からず、ひたすら
右往左往していたのだが、そうこうしている内に彼女が僕の後に部屋に
入ってきた。
「(どうしよう!怒られる!!)」。心の中でそう覚悟していた僕で
あるが、彼女は何も言わず、ただ僕を見つめていた。しかし何か
言いたそうな表情をしているのには変わらず、僕は何を言われるのか、
ひたすら緊張しながら待っていた。
「...エッチだね♪」。彼女は優しく一言だけそう言った。てっきり
怒られると思っていた僕にとっては意外な言葉であったが、
「まぁ君も年頃だからね。女の子の体に興味を持つのは当たり前だよね」、と
諭すかの口振りでそう続けた。しかし自分には何より恥ずかしいという
気持ちが先で、優しくそう言ってくれても何も言い返せずにいた。しかし、
今にもはちきれんばかりに膨らんでいる僕の下半身だけは、ただ正直に
興奮している状態をそっくりそのまま表していた。
「興奮してたな~♪コイツ~♪」。その様子に気付いた彼女は茶化すように
そう言った。彼女は「可愛い」と「美人」の中間を高いレベルでこなせている
女の子で、元々僕は少し憧れを抱いている存在だった。そんな彼女の
スカートの中を見てしまった僕だが、そんな僕に対して彼女は怒るでもなく
大らかな心を感じさせる瞳で見ていた。そして今まで見た事の無いような
色っぽい顔をしたかと思うと...
「そこのソファに座って...」。彼女はそう言ってきた。僕は何かの
Hな本で見たかのような話の展開に、ひたすらドギマギしながらも大きな
期待を抱き、言われるがままソファに座った。さぁこれから何が待って
いるのだろう...と僕の胸は最高潮に高鳴ったのだが、ソファに座って
彼女と目が合った瞬間、彼女はこれまで見せていた優しかった顔が、
嘘のように厳しい表情でこう言ってきた。
「でもね!やっぱりエッチな子だよ!!そんな子にはお仕置き!!」
やっぱり彼女は怒っていた。大声ではなかったが、明らかに怒りを込めた
表情で言い放ってきた!...やっぱりマンガのようにはいかないもので
ある。僕が抱いていた淡い期待はこっぱみじんに打ち砕かれた。
「目をつぶりなさい!!歯を食いしばるんだよ!!」
言われるが早いか、僕はすでにそうしていた。元々怒られるつもりで
この場にいた訳だから、期待はしている中でも心はどこか防御体制を
しいていたのである。
「アタシがいいって言うまで目を開けるんじゃないよ!!」
引っ叩かれる!!僕はそう覚悟した。引っ叩かれるだけでは済まないの
だろうか!?これから何をされるのか。僕はただひたすら恐怖の面持ちで
目をギュッとつぶって待っていた。そしたらいつまでも引っぱたいてはこず、
逆に何か目の前に迫ってくる気配を感じた。何か良い香りがする。女性の
香水のような芳香が僕の鼻をくすぐり、何なのかなと思っていたら今度は
側頭部を手で捕まれた。顔を動かせないようにという事なのだろうか!?
とたんの感覚に少しビックリしたが、ひたすら恐怖を感じていた僕は
そんな唐突な感覚よりも「早く終わって欲しい」という気持ちしかなく、
同じように目をつぶって待っていた。
そしたら今度は顔に何かを押し付けられた。先程の芳香はいっそう強く
なったのだが、このままでは少し息苦しい。それに芳香と共に来る
何かよく分からないむせっぽい臭気が息苦しさに拍車をかけた。そしたら
側頭部を抑える手の力が強くなったのと、押し付けてくる感覚が強く
なり、僕はますます息苦しくなった。
「もう目を開けていいよ~!!」
息苦しい中、目を開けると最初は何なのかよく分からなかった。すぐ目の前
に彼女の体があり、視界がほとんどさえぎられて分からなかったのだが、
何とか目を開けて見てみると、何と僕はスカートをまくった彼女のお尻に
顔を押し付けられていた!!顔を背けようにも、手とお尻で僕の顔を固定
しているから、全く動けない!!うまい具合にお尻の穴の所に鼻をつけて
固定されているから、完全にブロックされている状態なのである!!
「へへへ~、京君~♪おならプレゼントしてあげる♪臭いよ~アタシの♪」
...僕は覚悟した。恥ずかしいながらこんな状態でも僕の下半身の膨らみは
おさまる事は無かった。むしろ女の子にお尻を押し付けられているという
事実が逆に僕を更に興奮させてもいたのである。女の子のおならの方が
臭いという事はよく聞くが、僕は女の子のおならというものを目撃した事が
無く、むしろ好奇心の対象でもあった。そしてそれが今、自分のすぐ目の前で
行われ、体験出来ようとしている。しかしやはり臭いというを覚悟しなければ
ならないというのも分かっており、最高の好奇心と恐怖心を抱えながら、
息苦しい中、彼女のおならを待っていた。
「いくよ~!!せ~のっ♪」
僕は怖くなり、思わずまた目をつぶってしまった。そして...
「...ぶぶぶぶぶぅ~~~~~~~~~~~~♪♪♪♪♪」
...おならは出てこなかった。彼女は自分の口でおならの音真似を
していただけだった。最後にお尻をギュッと押し付けると、こっちを振り返り、
「へへへ♪怖かった!?」、と僕に聞いてきた。僕は何と答えていいのか
分からず、ただひたすらドギマギするだけだった。
怖かった。確かに怖かったけど、お尻を押し付けられていると分かった
瞬間、逆にどこかでおならを待っている自分もいたのである。しかし
最後の最後でおならは無かった。僕は本当に自分の今の状況と気持ちが
分からなくなってしまい、ただ何も言えずにいた。
「あれ~?おならして欲しいのかな~♪」
彼女はそう言ってきた。その瞬間、僕は思わず反射的に頷いてしまった。
今考えても何故そうしてしまったのかよく分からない。しかしこの時、
僕の好奇心は彼女のおならで一杯だった。
「赤くなってる~。カワイイ~♪」
僕は自分でも気付かず顔を赤らめていたようだ。恥ずかしい、もどかしい、
悔しい、そして...欲しい。色んな感情が交錯し、僕の脳ミソは脳内麻薬が
回りまくっていた。やばい!!思考回路が飛びそうだ!!このままジッと
していたら、彼女を押し倒してしまうかもしれない!!
その様子は彼女にも見てとれたようだ。そこで彼女は...
「よ~し♪んじゃ、おならをあ・げ・る♪でも後悔するんじゃないよ~♪」
何と彼女はおならをしてくれるようだ!!僕は考えるより先に彼女のお尻に
むさぼりつきそうになった。
「もう~♪いきなり直接ではあげないよ~♪刺激が強すぎるから♪」
僕はさっきのソファに座らされ、彼女がおならをするのを待った。まるで
子供が親におもちゃを与えられるのを待ってるかのように、いや、それ以上に
素直に、純粋に待っていた。果たしてこれまでこんなにドキドキした事は
なかったんじゃないかというくらいに...。
「よし!それじゃ♪」。彼女は僕にお尻を向けると、スカートをまくった。
そして何とそこからパンツまで降ろしたのである!!え!?でもさっき
直接はダメって...。彼女はそこからお尻を僕の顔に持って...は
来なかった。何だ、やっぱりダメなんだ...と思ったら、彼女は僕の
右手を取った。そしてその手の彼女の大きなお尻に持って行ったかと思うと...。
ブブブブブブブブブブリブリブリブリブリブリ~~~~!!ブ~~~!
~~~~プスプス~~~~プス~~~~~~ス~~~~~~......
彼女は僕の右手に思いっきりおならを放った!!一瞬右手が燃えるように
熱くなった...!熱くなったかと思うと、今度はそれを冷ますかのように
残りのすかしっ屁が僕の右手を打った。音が示すように手の中に収まるような
大きさではなかったのか、している最中、漏れてる彼女のおならがひたすら
目にしみた。いや、それだけならまだいい。その匂いはもうこの世のものとは
思えないくらい、卵を2万個と硫黄を1tくらい凝縮して腐らせた猛烈な匂いが
僕の鼻を突いた。このままでは部屋中充満してしまうんじゃないかと
いうくらいの彼女のおならは、10秒くらいそのまま出続け、そして
止まった。おならをした後、彼女は僕の右手を閉じ、パンツを履く。
「ほ~ら♪おならのプレゼント♪...覚悟しなよ~♪
玲菜のおなら、超臭いんだから♪」
それは既に十分に分かった。あんなに激しいおならは今まで聞いた事が
無い。普通、おならは音のある方が臭くないというが、彼女のおならは
それを忘れるかのように超越していて、かと思えば最後にトドメを刺すかの
ようにすかしっ屁を残していった。そしてそのおならの漏れた分以外の全てが
僕の右手に閉じ込められている。
「さ~て、一緒にトイレに行こうね~♪」
そういって僕は彼女に連れられトイレに行った。その理由はすぐに分かった。
このままこの部屋でこの手を開けたら間違いなくこの部屋は使用不能だ。
僕はさっきまでの好奇心は8割以上失せて、今はこの手の中の匂いに対して
ただひたすら恐怖を覚えていた。そしてトイレに到着。
何と彼女も一緒にトイレに入ってきた。いや、有無を言わさず押し込め
られたと言った方が正しい。先程の厳しさを態度に込め、密室の部屋の中に
2人っきりになった。
そして僕を便座に座らせたら、その瞬間!!
「う、うぐぅ~~~~~~~!!!!!!!!!!!!」
彼女はその右手を僕の鼻の前に押し付けた!!先程おならの匂いの数千倍は
あろうかの異臭が僕の鼻を支配する!!嗅いだ瞬間、もはや意識は半分以上
無くなっていた。あまりの臭さに目の前が朦朧としてくる。しかし失神を
許さないかのようなその臭さは逆に僕の意識を最後にはっきりさせる!!
これは生き地獄だ!!早く手を離したいのだが、彼女が僕の手をしっかりと
掴んで離さない!!このトイレ中はすでに僕の右手を中心に彼女のオナラで
埋め尽くされていた。酸欠一歩手前の密室状態は、まさにこの世のものとは
思えぬ苦しみをもたらした...。
その後、この日の食事の予定はキャンセルとなった。理由は言うまでも
ないだろう。彼女のおならのにおいが体中に染み付いて離れなかったのだ。
結局あの匂いは僕が突然の腹痛を起こしてトイレに駆け込んでの大便の匂いと
なり、彼女がトイレに入って中々出てこない僕に気付いて助けたという話に
なったのだが、僕はもうどうでもいいから、姉貴にだけは気付かれない
ようにと心に願っているだけだった。
あの日の後、僕は彼女に脅されるかのように付き合っていく事になった。
しかし、100%脅されてで付き合いかといえばそうでもなく、元々少し憧れて
いた彼女と一緒に遊んだりする事は、僕にとってはある意味では願ったり
叶ったりの部分もあったのだ。
彼女も僕の事はかわいい弟だと思ってくれていたようだ。昔から僕の事を
知っていたかのように僕の事を分かってくれている。だから姉貴は僕達が
付き合うという事になった時は、最初はビックリしていたが、すぐに納得
してくれた。玲菜なら大事に京を可愛がってくれるだろうと思ったのだろう。
ただ「可愛がる」という事だけについては、
この玲菜は想像の域を越えていたようであった。
ある日、
「京君~♪ちょっとこの日、空けといてね~♪お願い~♪」
玲菜さんが僕を誘ってきた。
いや、正確には誘うではない。
玲菜の玩具となる日の強制であった...。
Ⅱへ続く>>
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